

平均寿命:6~11年
標準体重:♂ 900~3000g
♀ 500〜2500g
標準体長:♂ 40〜50cm
♀ 35〜45cm
温度は15~22℃。

☆はじめに…☆
フェレットってどういう動物?
フェレットとは猫やクマなどと同じ『食肉目』に分類される、イタチ科イタチ属です。
なので、フェレットはとても鋭い歯を持っています。
フェレットは夜行性ですが、最も活発なのは早朝や夕方といった薄暗い時間帯です。
なので昼間に起こして睡眠を妨げてしまうと生活リズムの乱れに繋がってしまいます。
☆必要なもの☆
・ケージ
フェレット専用のケージが販売されています。
専用のものを使用しましょう。
水槽やウサギ用ケージはだめ!
※水槽は通気性がなく、中が蒸れやすい。
ウサギ用ケージは柵の幅が大きすぎるため、
ツメを引っかけて指の骨を折るケースがある。
・エサ入れ
プラスチックのエサ皿は軽くてひっくり返してしまうのでケージに固定できるものか、
陶器や金属製の重いエサ皿はひっくり返されにくいので良い。
また、エサ皿は浅いとこぼしやすく、深すぎると食べにくいよ!
・水入れ
給水ボトルの場合は、ボトルが大きすぎるとフェレットがうまく
水を飲めないことがあるので注意。
水皿の場合は、ひっくり返らないようにケージに固定できるものが良い。
・ハンモック
フェレットはハンモックの上で丸まって寝るのがすき!
寝床に最適です
・トイレ
フェレットはケージの隅で排泄する習性があります。
トイレはケージの角に固定できるものが良い。広めのものがおすすめ!
※フェレットは 体がすっぽり入るトイレが 落ちついて出来ます、
下半身しか 入らない 小さいサイズは 使いにくいです。
☆フェレットの食事☆
〔野生下〕
うさぎやネズミなどの小動物
主食:フェレット専用フード
→子供:歯の生えそろう前のベビーならドライフードを水か温めのお湯(熱湯では栄養が壊れやすい)でふやかしてシチュー状にしたものをあげましょう。この時期は健康な体を作る大切なときなので栄養補助剤を与えて栄養状態を良好に保ち、また免疫力を強化することが有効です。
→大人:大人のフェレットにはドライフードをあげましょう。生や半生タイプのフードより、歯石が付きにくく歯周病予防に役立ちます。
※1種類のフードだけ与えていると、そのフードだけしか食べなくなってしまうことがあります。
万が一そのフードが入手できなくなったり、病気などで他のフードを食べさせたいときなどにとても困ってしまうので
数種類のフードをブレンドして与えたり、つぶすなど形状を変えて与えるのも良いでしょう。
※あげてはいけないもの
→アルコール、その他の糖分の多い清涼飲料水
→コーヒー、紅茶、日本茶などカフェインを含むもの
→牛乳、アイスクリーム→チョコレート
→繊維の多い果物や野菜→種子類やナッツ
→ポテトチップス→タマネギ、ニンニクなどユリ科の球根
☆かかりやすい三大病気☆
インスリノーマ
インスリンを分泌する組織に腫瘍ができる病気です。
4,5歳以降になると増加します。
主な症状:寝ていることが多い・よだれを出す・起きていてもだるそうにしている など
予防法:炭水化物は多く与えないようにする
食事の回数を増やし血糖値が下がらないようにする
糖質の多いものは避けるようにする
リンパ腫
白血球のうちリンパ球が癌化して起こる病気です。
若い個体でもなりやすく生後4か月ほどでも発症することもあります。
若いと進行も早く急激に衰弱します。
主な症状:リンパの腫れ・麻痺・呼吸困難・しこり など
予防法:適切な環境でストレスがかからないように飼育する
早期発見を心がけるようにする
兄弟や同居フェレット間での発症もあるのでリンパ腫の個体との接触は避けるようにする
副腎疾患
腎臓のそばにある副腎という臓器に過形成(正常な細胞の増殖のこと。異常な細胞が増殖するものは腫瘍という)
や腫瘍ができると細胞が異常な状態になり、様々な問題が起こる病気です。
主な症状:初期→下半身に薄毛、脱毛が見られる
中期→薄毛が上半身に広がる
後期→脱毛が全身に広がる
♂→排尿障害
♀→外陰部の腫大
予防法:避妊去勢手術をすること
昼は明るく夜は暗くの明暗差をきちんとつけるようにする
☆その他の気を付ける病気☆
ジステンパー
ジステンパーウイルスの感染によって起こる病気です。
イヌ科・イタチ科・アライグマ科などの食肉目の動物に感染することが知られている。非常に致死率が高い病気で、フェレットでは感染すると100%と言われています。
主な症状:感染してから7~10日後で発熱・粘度の高い目やに・ハードパッド(肉球が茶色く硬くなる)
予防法:ジステンパーワクチンを接種すること。
フィラリア症
フィラリアという線虫の寄生によって起こる病気です。
犬の病気として知られていますが、フェレットでも感染します。フィラリア感染した動物の血を吸った蚊に刺されると感染する。
主な症状:元気がない・嘔吐・咳・息苦しそう
予防法:蚊に刺される可能性のある時期(東京で5月~11月)の前後一か月を含む時期にフィラリアを殺す効果のある予防薬を投与します。
投与する前に一度病院で寄生されていないか検査するのが一般的です。
☆豆知識☆
この行動って異常?
フェレットの起こす行動にはきちんと意味があるんです!それを理解してあげて、より絆を深めましょう!
尾を膨らませる
フェレットの尾には、様々な感情が表れます。
楽しいときや怒り、恐怖を感じた時に尾を膨らませる行動が見られます。
どの感情を表しているのか観察して、状況に応じて対応しましょう!
尾を震わせる
不安や興奮している時に尾を震わせます。
鳴き声をあげる
激しい感情を表す時に声をあげます。
小さく「クックックッ」という鳴き声は楽しく興奮している時に聞くことができます。
威嚇している時は「シューッ」という声をあげます。
他にも様々な行動をするので、ぜひ観察してみてください!
☆教えて、ふれあい隊!☆
今回はふれあい隊のわだちゃんが教えまーす!
Q.フェレットって自分の名前を覚えるの?
A.フェレットは頭がいいから、自分の名前も覚えられるよ。トイレも教えれば覚えるから、教えてあげてね!
Q.フェレットは犬みたいに遊ぶのが好きなの?
A.実は、フェレットは犬と同じように遊ぶのが大好きなんだ。だから、家にいる時は是非遊んであげてね!ただし、好奇心も旺盛だから、机の上とかにものを置きっぱなしにするとイタズラしちゃうこともあるから、机の上は片付けておこう!




床材はペットシーツや専用の床材を使おう!無くても問題はないが、フェレットの糞尿は臭いがきつい

