

平均寿命:5~6年
標準体重:800~1500g
(平均1000g前後)
標準体長:20~40cm
温度は17~24℃。

☆はじめに…☆
モルモットってどういう動物?
南米のペルー原産で、テンジクネズミをペットにしたものです。ネズミ目テンジクネズミ科テンジクネズミ属に属しています。
基本的に夜行性で、群れで暮らしています。もともと高地に生息しているため、高温多湿に弱いです。
性格は、個体にもよりますが基本温厚で、好奇心旺盛です。しかし警戒心が強く、聞きなれない物音や振動には敏感です。警戒中は食事をとらなくなる可能性があるので気をつけてください。
20~40cmの高さに飛び乗ることができ、『ポップコーンジャンプ』と呼ばれるモルモット独特の跳躍をします。
☆必要なもの☆
・ケージ
エキゾチックアニマル用の広めのケージを用意し、
十分に歩き回れる広さを用意しましょう。
・エサ入れ
かじってしまうので、陶器製または銀皿の方がいいです。
・給水器
市販の小動物用の給水器で大丈夫です。
・巣箱
安心して隠れられる巣箱を用意します。
冬は巣箱の中が暖かくなるようにしてください。
・床材
チップを薄く敷き詰めましょう。
☆モルモットの食事☆
モルモットは草食動物なので、主に乾草をメインに与えてください。
〔野生下〕
草
主食:牧草(8割)、モルモット専用フード(2割)
副食:ビタミンCの多い野菜(小松菜・ブロッコリーなど)またはビタミンC剤
※あげてはいけない野菜:ネギ類、ジャガイモ、豆類
※モルモットは切歯と臼歯がどちらも伸びるので、糖質を含むものが歯に挟まりやすく、虫歯になりやすいので、糖質を含むものはあまり与えないようにしましょう。また、おやつ系のエサは与えても与えなくても大丈夫です。しかし、肥満の原因になる可能性があるため、主食との分量を考えて与えてください。
☆かかりやすい病気☆
ビタミンC欠乏症
モルモットは体内でビタミンCが合成できないため、食物からの摂取量が不足すると欠乏症になります。
主な症状:足を引きずる・体重減少・元気がなくなる など
予防法:ビタミンCの多い野菜をあげる、ビタミンC剤を与える
糖尿病
モルモットは糖分の代謝がしにくいのであげすぎるとなってしまいます。糖分の過剰摂取させると糖尿病の他にも いろいろな病気を発症させてしまいます。
主な症状:多飲多尿・肥満・体重の減少 など
予防法:甘い果物や炭水化物の多い穀類(イモ類・マメ類含む)、脂肪分の多いナッツ類(種子類含む)は極力与えない
不正咬合
歯が伸びすぎて咬み合わせが悪くなり、餌が上手く食べれなくなってしまう病気です。
主な症状:食欲不振・歯並びが悪くなる・急激な体重減少・くしゃみ、目やにが治まらない など
予防法:牧草をよく噛むことによって、上下の歯がこすり合わされて磨り減っていくので、牧草は常に食べ放題にしておきましょう。
糖尿病
おやつなど主食以外のエサを与えすぎると肥満になり、糖尿病になりやすいです。
主な症状:元気、食欲が無くなる・大量の尿をする
予防法:おやつなどを与えすぎないようにする、肥満にさせない
☆豆知識☆
モルモットのコミュニケーション
モルモットは集団で暮らし、様々な鳴き声を使い分けて感情表現します。
一部紹介します!
「キューキュー」「ピーピー」
嬉しい時に高い声で鳴きます。
「キーキー」
危険を感じた時に響く声で鳴きます。
「ドゥルルー」
興奮しているときに少し低めの声で鳴きます。
その他にもいろいろあるようです。
☆教えて、ふれあい隊!☆
今回はモルモットが好きなふれあい隊のみほが教えるよ!
Q.モルモットは何匹か一緒に飼えるの?
A.もともと群れで暮らしてたから、一緒に飼うことはできるよ!でも、オスとメスを一緒にするとケンカしちゃうから、分けて飼うよう気をつけてね!また、頭数によってケージの広さも調節してね!
Q.お散歩するときはどうすればいいの?
A.お散歩するときは、まず室温が17~20℃じゃないと体調を崩しちゃうから注意してね!あと、警戒心が強いから大きな音やほかの動物との接触には気をつけてね!お散歩中は目を離さないで見てあげてね!



深めの皿がいいよ!
かじってしまうので、消耗品と考え度々替えてあげましょう!


かじられないように
気をつけてね!

これはウサギ用のケージだよ!